6月末に虹の橋にいってしまった ゆきむら。
ゆきむらのいなくなった日々をかみしめる毎日です。
ぼくもね~お兄ちゃんに逢いたいな。
やっとお前の面倒から解放されたんだぞ。
それに、これからはオレの分まで、家族の癒しになるんだ。
今日はサイゾーが、私たち家族にもたらせてくれた癒しについて書いてみました。
ほんとに大好き
サイゾーは6歳のキジトラmix の男の子です。
性格はプロフィールにあるように、臆病で甘えん坊な子です。
6年前リードをつけて庭で遊んでいたゆきむらに、くっついて離れなくて、我が家に仲間入りした元ノラちゃんです。
そんな経緯もあったとおり、サイゾーはゆきむらっ子でした。
小さいときは未だしも、体の大きさが互角になっても、ゆきむらにくっついている甘えん坊でした。
亡くなるその日も、ヨタヨタと移動するゆきむらに寄り添っていました。
(その時の写真もありますが、まだここに載せるまでに気持ちが追いついていません。)
大好きな庭を眺めるゆきむらを見守るサイゾー。
サイゾーはきっと誰よりも、ゆきむらのそばにいたかったんだと思います。
そして、その日の未明にゆきむらは旅立ってしまいます。
旦那氏と私、サイゾーがそばで見送ってあげられました。
ゆきむらロス
その後はバタバタと葬儀をして、あっという間に小さな骨壺になってしまいました。
横たわって動かなくなったゆきむらに、優しく鼻チョンをしていたサイゾー。
ゆきむらは、もうどこにもいなくなってしまいました。
毎日くっついて寝ていたサイゾーには、どれほどの喪失感だったことでしょう。
「サイゾーも寂しいでしょ。」と思っていても、自分たちも寂しくて悲しいので、感情を共有しているというところで思考が停止してしまっていました。
サイゾーの気持ちに寄り添ってあげられてなかったんですね。
サイゾーが膀胱炎になって初めて、そうとうマズいんじゃないかと思いました。
意外な行動
この頃になると、サイゾーはリビング以外の場所に行きたがるようになりました。
我が家は、一階にリビング・キッチン・寝室・お風呂・トイレ・玄関それと縁側兼廊下があります。
ゆきむらは去勢したのにもかかわらず、玄関や階段付近にマーキングをしてしまう子でした。
なのでリビング・キッチン・廊下・寝室以外は立ち入り禁止になっていたんです。
なのでサイゾーも同じ行動範囲でした。
それなのに、あんなに臆病なサイゾーが、2階のチビ姉たちの部屋まで行くようになりました。
(サイゾーはマーキングはしないので安心)
早朝決まった時間に、パトロールをするようになったんです。
このとき「あの臆病なサイゾーが・・・。」と、意外な気持ちと、ゆきむらがいなくなって自分が縄張りを守らないと!と思ったのかと胸が熱くなりました。
絶対はない
サイゾーも私たち家族も、ゆきむらに知らず知らず依存していました。
いつも変わらずそこにいてくれる存在。
面倒なヤツで自己主張が強くて、抱っこが大っ嫌いで高い所から滝〇ロしちゃうゆきむら。
でもサイゾーを迎い入れてくれたり、家族が寝そべっているとおでこに鼻チョンして心配してくれるゆきむら。
家族旅行に出かけても、ゆきむらとサイゾーが一緒だから安心して出掛けられた。
絶対にそこにいる存在だったゆきむら。
でも、もう二度と帰ってきません。
わかっているけど、こんなにもツラいとは思いませんでした。
サイゾーのチカラ
でも気がつきました。
少しづつ笑顔になっていく自分たちや、ゆきむらの思い出話ができることにです。
これは確実にサイゾーのおかげです。
サイゾーを通して、ゆきむらの思い出や手触りを違和感なく感じることができます。
そしてサイゾーが、ゆきむら無しで自宅警備をがんばっている健気さに心打たれるんです。
サイゾーがおにいちゃん座りで(前足をくっつける座り方)ご飯を待つようになったのも、ゆきむらがいなくなってからです。
それまでは、ゆきむらはおにいちゃん座り。
サイゾーは、うろうろニャーニャーでした。
専門的な人からすれば、サイゾーの行動は年齢相応とか、同居猫がいなくなったことで縄張りが広がったとか・・あるんだと思います。
でも私たち家族にはどうしても、今までゆきむらの後ろに隠れていたサイゾーが、家族のために(ゆきむらも含むw)頑張っているようにしか思えないんです。
そしてその姿に癒されるし、励まされるんです。
ゆきむらがいなくなって半年。
まだまだツラくなる時はあるけれど、ゆきむらを見ていたサイゾーが真似て大人になったよ。
さすがに滝ゲ〇は、真似られないけれど。(笑)
ありがとう ゆきむら。
私たちは、こっちで頑張ってるよ。
ゆきは、もう少しそっちで見守っていてね。
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