この間ね・・・ゆきむらの夢をみたんだよ。
サイゾーくんと、いつもの窓から外を眺めてたよ。
いちまつネコです。(泣)
えっ・・ボクはときどき夜中に運動会してるとき
「うるせ~」って声だけだけど怒られるよ。
ちょ・・・やばくない?
それはお父さんだよサイゾー。(笑)
今回は「ゆきむらがいなくなって思い出すこと」「ペットロスも悪くない」を記事にしました。
闘病中のことも話せるように
我が家は昨年6月にゆきむらが旅立って、サイゾーだけになりました。
ゆきむらは腎臓病の宣告を受けて、わずか2か月で旅立ちました。
毎日のように点滴に通い、ドライブが日課のようになりました。
他のネコちゃんもそうかなと思いますが、猫は車が苦手だと思います。
ゆきむらも例外なく車は苦手。
というか大嫌いだったと思います。
だって猫が車に乗せられるのは、「病院に行くから」ですもんね。
ゆきむらもキャリーバックで車に乗せると、病院に着くまで鳴いていました。
到着すると、だんまり(笑)
でもこれは、けっこう私もツラかったんですね。
ゆきむらのために病院へ行き、点滴を受けているのに、嫌がるゆきむら。
仕方ないと思いながら、ゆきむらのためなのか自分のためなのか分からなくなり、泣きながら運転をしてました。(危ないね)
ちょっとした決心
その日はめずらしく激しく嫌がっていたんです。
いつもはキャリーの中で鳴くだけなのに、爪でガリガリひっかいて、爪がはがれるんじゃないかという勢いでした。
キャリーバックを開けてもいいんですが、車がワンボックスなのでどこかに潜り込まれたら厄介だな・・とか、吐かれたら困るな・・なんて思っていたんです。
でも「車に乗るのもイヤなのに、病院に行くストレスでかわいそうだ。」
そう思ったので、信号待ちでキャリーを開けてみたんです。
すると
こんなふうに顔だけ出して、意外におとなしい。
ちょっとムカついた顔をしているのが、ゆきむららしい。
そして車の中を見て回り、シートの上でお兄ちゃん座りをして車に乗るようになりました。
もちろん乗り降りの際はキャリーに入れました。(脱走防止のため)
キャリーから出ての通院が始まりました。
そうすると、ゆきむらも私もドライブを楽しむようになったんです。
違いますね・・・。
ゆきむらが楽しんでいるようにしてくれたので、私の心が少し晴れたのかもしれません。
でも何だか不思議な時間がドライブ中は流れていました。
ゆきむらは元々、好奇心が強い子でした。
それが幸いして、怖がるどころか楽しむ素振りが見られたんです。
こんなふうに車の中を自由に動いて、外の景色を興味深そうに見ていました。
こんな危なっかしいことまで。
走行中は写真が撮れなくて、残念に思うショットもたくさんありました。
助手席でダッシュボードに手をついて進行方向を見ているゆきむらは、楽しそうに見えました。
ペットロスも悪くない
ゆきむらが旅立って8か月が経とうとしています。
時間の経過は早くも感じるし、遅くも感じます。
この8か月の間に3回、ゆきむらの夢をみました。
最初は私たちの後を追うようなシチュエーションでしたが、この間はガンダムのような鎧(?)を付けて凛々しい顔つきでした。(笑)
これはどんなことを言ってるんでしょうね。
ゆきむらがいなくなってしまったけど、サイゾーがいてくれたので立ち直りも早かったのかと思ったりもしていました。
でもサイゾーがいる場所には、いつもゆきむらが一緒だったので、常に思い出すので切なさは感じていました。
今はサイゾーが一人(一匹?)で自宅警備をやってるので、寂しさも感じてしまっています。
サイゾーが走れば、その先には必ずゆきむらがいたし。
サイゾーがごはんを要求する前に、ゆきむらがおねだりに来ていたし。
外の監視も一緒にしていました。
サイゾーで癒されながらも、ゆきむらのことも思い出し、切ない思いをしているのは確かです。
陰膳(かげぜん・影膳とも書く)ってご存知ですか?
旅などに出た家人の無事を祈って,留守のものが仮に供える食膳。長旅,出漁,出稼ぎ,出征などに行われ,椀(わん)のふたに露がつくと無事,つかねば凶としたりする。不在者も家族と同じものを分けて食べることにより一種の同席意識が生じるとみられる。
出典:百科事典マイペディア
この習慣が今では、亡くなった人に生前と同じものや好物などを供えることも言うようになりました。
(宗派によって違いもあります。)
そして、ゆきむらにもこれやってます。
私は写真の前に、ちゅーるを置いてあげたり、マタタビ粉を置いてあげたりしてます。
旦那氏は、お風呂場でゆきむら専用のお皿に、きれいなお湯をためておいてあげてます。
子供たちは、おやつがゆきむらの好物だと、自分が食べる前にお供えしています。
家族それぞれ思い思いにしてる感じです。
そして時どき、急にゆきむらの思い出話をして
「もう一度だけ抱っこしたい。」
って家族で言い合ってます。
きっとこの切なさは、消えないと思います。
そして切なさに色を付けられるなら、その色はきっと変わっていくでしょう。
今は薄いブルーかな?
ゆきむらとの思い出話しの内容も、無理にいい思い出ばかりを言わなくなりました。
でも、笑顔で話せることも増えました。
これからも何度も何度も思い返して、その思い出がステキな色になっていくようにしたいですね。
そう思うとペットロスも悪くないと、ちょっと思えるんです。
おもいっきり想い出してあげられるんですからね。
少しでもペットロスの経験者の人に、この思いが届きますように願いをこめて。
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