「ネコなんか飼うんじゃなかった。」
「こんなはずじゃなかった。」
「何でそんなことするの?」
甘い考えで、猫を飼うからだ!
動物を飼う資格なんかない!
可愛いだけで育つわけないだろ!
お母さん・・・どうしたの?
こわいんですけど・・・。
ごめん、ごめん。
驚かせるつもりは、ないんだよ~。
でもね、どっちもお母さん・・・思ったことあるんだよね。
イヤだよ~。
チビ姉・・はやく学校から帰ってきてよ~。
今回は「猫(ペット)を飼うって大変!」「飼うのやめたい。」「私ってひどい人間だ。」
そんな悩みを持ってる人向けに記事を書きました。
関東圏内に在住の、アラフィフです。
普段は、会社役員として働いています。
ネコ好きが高じて、猫ブログを開設。
猫の不思議なことなどを発信中。
少しづつ収入も出始めました。
コツは・・・継続です。
ネットビジネス初心者としての悪あがきも書いているので、初心者の方は絶対に参考になるので読んでみてください。
(猫と日常・アフィリエイトカテゴリで公開中)
ネコを飼うって・・大変だったかも
子猫なんて、はかなげで可愛くて家族に迎い入れたい!って思いますよね。
私の場合は、ゆきむらもサイゾーも野良ちゃんだったので、瘦せっぽちで小さくて
そのくせ「生きたい」って生命力があって。
ゆきむらの場合は、旦那氏の反対がありましたが飼うことに決めたんです。
私は子供の頃に、ロビンというメス猫を飼っていたので、ネコには慣れているつもりでした。
ところが、現実はそう甘くはありませんでした。
室内飼いは初めてだった
私が子供の頃は「猫は自由にさせるもの。」という認識があたりまえでした。
当然、ロビンも出入り自由。
そんな認識の私が、ゆきむらを室内飼いにしていくには、考え方を180度かえなくてはなりませんでした。
- トイレの設置
- キャットフードのみを食べさせること
- 外には出さないこと
- 去勢手術をすること
とくにこの4項目には、びっくりしました。
「それで猫は幸せなの?」という疑問をいだきました。
獣医さんは丁寧に説明をしてくれました。
外に出すということは、事故のリスク・ご近所トラブルのリスク・猫エイズの感染リスクなどがあること。
去勢手術は、マーキング行為をしなくなること・発情期がなくなるから穏やかにネコ本人が過ごせること・脱走のリスクも下がること。
室内飼いは、ネコは縄張りを意識する(とくにオス猫)から最初から室内飼いにしていれば、外に出ないからとストレスにはならないこと。
本当に目から鱗が落ちるとはこのことでした。
計算違いの連続
室内飼いにしたものの、来客が玄関を開けると隙をみて脱走。
お客様を放っておいて追いかけるわけにも行かず、用件が済んでから探すことになり、何度も近所をさまよいました。
とにかく高い場所に上りたがり、神棚をけり落としたこともありました。
極めつけは去勢したのにもかかわらず、オシッコはトイレ内でしないで、トイレの外にかけてしまうことでした。
トイレ周りにワンちゃん用のシートを張り巡らせ、畳半畳分はトイレで場所をとりました。
そして家の中を自由にさせると、勝手に決めた場所にマーキングのようにオシッコをしてしまいます。
なんども心が折れました。
「こんなはずじゃなかった。飼うんじゃなかった。」
飼い始めて半年くらいで、こんなことを考えました。
でも可愛かった
ゆきむらが脱走してないか気にかけ、トイレの始末をし、いたずらを諫め・・・けっこう疲れてました。
自分が飼いたいといった手前、泣き言はいえず黙々と世話をしていました。
ある日、疲れてテーブルに突っ伏してると、ゆきむらが近寄ってきて私のおでこに鼻チョンをしたんです。
抱っこも満足にさせてくれないゆきむらが、自分から近寄ってきて鼻チョン。
すごく感動したのを覚えています。
日向ぼっこしている姿、ご飯をねだる仕草、棚の一番上から見下ろす凛々しい顔つき、家族が出かけていて暗くなって帰ってくるとニャーニャー鳴いて出迎えてくれたこと。
一緒に過ごす時間の中で、大変なことばかりじゃなく、愛おしいことも積み重ねていたんですね。
ペットを飼う資格がない
「猫はかわいいよ。散歩もないし、放っておいても大丈夫。」
なんて認識が甘かったんだ!
自分が考え違いをしているのを、ゆきむらのせいにして。
人として最低だな。
ペットを飼う資格なんてない人間だな。
自分で自分の心根に気づかされ、自己嫌悪になっていました。
それでもゆきむらはどこ吹く風。
いたずらをし、眠ってご飯を欲しがりトイレを済ませて、また眠る。
「私が疲れても落ち込んでも、ゆきむらは何も変わらない。」
そんな時ずっと観察してる末っ子ちゃんに気づきました。
「飽きもせずよく毎日くっついてるな。
たまにうっとうしがられて、脳天ひっぱたかれてたりするのに、くっついて寝るんだから不思議だなぁ。
私はこんなに世話をしているのに、あんまりそばに来てくれない。嫌われてるな~。」
そうして落ち込む。
で、ハッとしたんです。
「落ち込むということは、ゆきむらのことが好きなんだ私。」
そして、しつこくても一緒に寝てる末っ子ちゃん。
単純なことだったんです。
人間目線だったんですね。
「飼うんだから、うちのルールを分からせないと。」
はっきり思ってはいないですが、そういうことだったんです。
末っ子ちゃんは、ゆきむらを知ろうとしていたんですね。
ゆきむらっていうペット
ゆきむらっていうヤツ、って思ったら冷静に見れるようになりました。
ゆきむらの行動をみて、対処もできるようになりました。
やるな!が無理なんですから、やれないようにするだけで良いんです。
神棚に上る足場に使う棚を移動させる。
マーキングする場所には、トゲトゲを置く。
家の中での行動範囲を決める。
上られると困るところは、アルミホイルを置く。
ゆきむらが自分から回避してくれるようなアイデアが浮かびました。
ペットなんか飼うんじゃなかった まとめ
「ペットを飼う」という気持ちは、とても純粋で尊い気持ちだと思います。
誰もが飼い主になるときは、お互いに幸せになれると思うはずですよね。
しかし思い描く世界と、現実は少し違っています。
「ペットを飼う」なんて軽い気持ちでは飼えないことを思い知らされます。
そして、あの子たちの命の強さに圧倒されます。
その命の強さには「無償の愛情」で応えるしかありません。
でも、どうしても飼うことが出来なくなる場合もあるでしょう。
そんな時は、その子の行先を探してあげるのが「無償の愛情」になるでしょう。
出会った純粋で強い命に「どれだけ向き合ったか」が私たちにできることなんですよね。
だから上手くいかなかったり、イヤになったりした自分を責めないで。
それは向き合った結果でもあると思います。
ペットとは?
「無償の愛情をくれて、与えてあげるもの」
そして
「覚悟」を考えさせられるもの。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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