ペットの脱走(2)

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ネコの行動
11784565 - two kittens going for a walk together in the garden

今日は、脱走犯サイゾーくんの話しです。

サイゾーくんは、元野良猫ちゃんなので、外の世界は良く知っているんです。

なので、飼い始めた頃は、ふらっと居なくなってしまうこともありました。

ゆきむらのように、リードに繋ぐこともしてみましたが、暴れ回り庭の木に絡まる始末。

ケガの危険もあるので、諦めました。

しかし、ゆきむらは変わらずリードで庭遊びをするので、一緒に外に出たがり、その隙にふらっと居なくなる…という感じでした。

獣医さんの言葉が甦り、やはり家族総出で探しました。

ある日、やっぱりふらっと居なくなったのですが、その日は全く戻ってくる様子がありませんでした。

いつもなら、呼べば戻ってきたのですが、その日は全く気配もなかったのです。

日も暮れて、いよいよ心配になりました。

旦那ちゃんも加わって、呼びかけながら、近所を回りましたが戻りませんでした。

「もう一回探そう。」と旦那ちゃんが言うので、もう一度近所を回り始めました。

旦那ちゃんが「サイゾー!サイゾー!」と呼んだのです。

サイゾーという名前を付けましたが、旦那ちゃんは、あまり気に入らなかったみたいで(気恥ずかしさがあったみたいですね。)チョロチョロするから、チョロで良い…なんて言って、一人だけチョロって呼んでいたんです。

だから探し始めも、チョロって言って探していたんですが、覚悟を決めたのか「サイゾー」と呼んだのです。

そのおかげなのか、その後30分も経たないうちに、サイゾーは戻ってきました。

ケガもなく、何もなかったように「ただいまー」って戻ってきました。

嬉しくて、うるっときましたね。

この後から、不思議なことにサイゾーは、ピタリと外に出なくなりました。

ゆきむらが外遊びしていても、棚の上から眺めているだけ。

外に興味を失ったように、一歩も出なくなりました。

むしろ、庭に面したサッシを開けると、逃げてしまいました。

あの日、何があったのかはサイゾーしか分からないですね。

その後、2年くらい経ったある日、サッシの隙間から2匹とも脱走したことがありました。

気付いて慌てて名前を呼びながら庭を見たら、サイゾーはまるで「達磨さんが転んだ」状態で停止してました。(笑)

目線の先には、ゆきむら。

ゆきむら確保には、少々時間が掛かりましたが、サイゾーは「ダメでしょ。」と言うと、自分で家に戻りました。

後から考えると、ゆきむらが脱走したので呼びに行った風にも見えました。

考えすぎかな?

現在、ゆきむら11才、サイゾー5才。

この夏から、ゆきむらは外に出なくなり、寂しい気もしますが平和な毎日です。

 

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