散歩もなくて、楽だと思って猫を飼ったのに・・。
家は汚すし、しつけは効果ないし・・。
もう疲れた・・後悔ばかり・・。
犬にすればよかった。
あらら・・・
だいぶお疲れのようですね。
想像と現実が違っていたのかな?
本当にあやつらは、人間の予測を軽々と超えていきますからね。
それって・・悪いことだけじゃなくて、良いこともなんですよ。
ゆきむらを飼っていた頃(昨年に他界)は、猫って大変だと思っていました。
サイゾーだけになると
「猫ってマジかわいい。」てなっています。
これは猫の個性の問題ですかね?
それもあるかもですが、一番は飼い主の心の持ち方なんですね。
そういう意味でゆきむらには、いろんなことを教えてもらいました。
□ 猫の十戒
□ 究極の自己鍛錬
□ ペット(猫)と立場は対等
こんな内容で書いてます。
「子猫ってかわいいよね。ネコ飼おうかな?」
「散歩もいらないし、猫がいいかな。」
↑これ・・私が考えていたことです。
で、我が家にやって来たのは白猫ゆきむらくんでした。
(初めて猫を飼う人が、ゆきむらを飼ったら絶対に二度と猫は飼わないでしょう。w)
小さくてふわふわで、愛らしい子猫でした。(生後2ヶ月で来た)
来て1か月半くらいまでは・・・。
その後は徐々に、小悪魔ネコに変身していくのでした。
(やがて尊大な猫にw)
まず猫の十戒を読んでみて
猫の十戒というのをご存知ですか?
作者は不明なのですが、猫の真髄をついています。
ちょっと読んでみてくださいね。
第一戒 私の生涯はだいたい15 年くらいしかありませんが、たまに20 年以上生きてしっぽが裂けます。ほんのわずかな時間でもあなたが離れていると腹が立ちます。私が家族になってやるので、そのことを覚悟しなさい。
第二戒 あなたが私に望むことを理解するつもりはありません。待っても無駄です。
第三戒 私を崇拝しなさい。私にとってそれが一番大事なことなのです。
第四戒 私を長い時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしてはなりません。でも狭いところは好きなのでダンボール箱を用意するのは許可します。あなたには仕事や楽しみもあり、友達だっているかもしれませんが、私のお世話をすることに勝る悦びはないはずです。
第五戒 私に話しかけなさい。あなたの話していることが何かはどうでもいいですが、話しかけるあなたの声はわかるのです。ほめ言葉は特に。
第六戒 あなたが私にどんなふうにしてくれたか、私は決して忘れません。恨みは倍返しします。
第七戒 私をたたいたりする前に思い出しなさい。私の歯はあなたの手の骨をかみ砕くことぐらい簡単にできるのに、気が向いたときにしかかまないようにしていることを。
第八戒 私が言うことを聞かないと怒る前に、まずは自分に問い掛けてみなさい。たっぷり食事を与えてましたか? それは私の好きなシーバですか? 日なたで気持ちよく昼寝をしているのをじゃましませんでしたか? もしかすると年を取って体が弱ってきているのかもしれませんが、どのみち私がしたいことに従わないほうが悪いのですから、あきらめなさい。
第九戒 私が年をとっても世話をしなさい。あなたも同じように年をとりますが、私は年をとってもかわいいのです。
第十戒 最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送りなさい。「かわいそうで見ていられない」とか「私のいないところで逝かせてあげて」なんて言うのは許しません。なでなさい。なで続けなさい。かわいいね、いい子だねと言いなさい。言いまくりなさい。そうすれば私は*着換えの時間を少し短くしてやってもよいです。まあ、気が向いたら。
*着替え 天国に行った猫は、毛皮を着替えて飼い主の元に再びやって来るといわれています。
猫を飼って悩んでいる方がいるなら、この十戒を読んでほしいのです。
ネコの気持ちを、すごく上手く表現していてわかりやすいです。
そして猫のことを、またほんのちょっと理解できると思います。
猫を飼うって・・精神鍛えられる
十戒にあるように、いうことをきかせようなんて考えるだけムダです。
本能的にそういうスペックはありません。
身を潜めて狩りをしていた単独行動の猫ちゃんには、命令通りに行動するということは必要のないことなんですね。
例えばワンちゃんは群れをつくるので、人間でいう空気を読むことをします。
群れからはみ出ないように生きる本能を持っているので、指示が入るんですね。
つまり・・しつけが出来るんです。
これは犬と猫の決定的な違いです。
それなのにペットを飼うときって
「かわいがってあげよう。きっと仲良くなれる。」
って思って飼うことを決心しますよね。
これってよく考えてみると、こっちの理想を押し付けているんですよね。
好きな猫を飼う=幸せな生活
になっていて、そこには思い通りにできるという考えがあるんじゃないかと・・。
猫ちゃんを理解しようとしていなかったんです。
そのために現実が上手くいかないと、ペットのせいになるんです。
「こんなにしてあげているのに、どうしてこんなことするの?」
「なにが不満なの?」
「どうして分からないの?」
↑これ・・ゆきむらを飼い出したころに私が思っていたことです。
「こんなに可愛がっているんだから、応えてくれるのは当たり前。」
なんて心のどこかで思っていたんですね。
そして「猫はこうあるべき」なんてことまで思っていました。
猫好きなのに、猫にとっては迷惑な人間でした。(反省)
ペットとは?
ペットを飼っていて上手くいかない・・とか、飼うんじゃなかった・・とか思っていませんか?
それ・・全部自分のせいです。
自分視点でしかペットを見ていないんです。
恋人ができたとき、結婚したとき。
今まで通りの生活ができましたか?
なにも変わることなく、恋人と夫と(妻)生活が送れますか?
そんなことはないですよね?
譲ったり我慢したり、受け入れて理解しようと努めますよね?
ペットとも同じことなんです。
受け入れて理解して、譲ったり我慢したりして関係を育んでいくんです。
結構きついこと書いていますが、これ過去の自分にいってます。(泣)
ペットっていうと、世話をして守ってあげなきゃいけないって思いがちです。
でもそんなことなくて、命を持ってる者同士で対等なんですよね。
それは世話はしなくちゃなりませんが、ペットからもらうものってすごく大きいです。
自分ていう人間を丸裸にされて、でもペットはそのままを見てくれます。
これって究極の愛情ですよね。
飼うことに疲れたら、考えてみてください。
独りよがりになっていないか?
ペットをちゃんと見ているのか?
もう一度ちゃんと考えてみて。
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