本当にあったこわい話し【ペット編】

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ネコの飼い方
Human hand is touching a cute little doggie paw through a fence of a adoption centre.

木の枝に吊るされたボロ布をまとった首輪・・・。フェンスにかけられたボロ布。

なにも入ってない形の変わってしまったフードボール。

あちこちを掘り返した地面。

サイゾー
サイゾー

お母さん・・・こわい話し?

そうだよ・・こわい話しなの。

これはお母さんが、10年くらい前に目撃したある場所。

今回は「かわいい・・の陰にあるもの」「せやろがいおじさんに教えられた。」

を記事にしました。

かわいい・・の陰にあるもの

冒頭の話しは、私の体験談です。

もう10年くらい前になります。

仕事で初めてその地に訪れた私は、衝撃的な場面に棒立ちになりました。

あまりにもヒドイ

住宅地の外れ、民家もポツポツとある田舎道の先に、それはありました。

そこは広さは6畳くらいで、高さ1,4メートルくらいのフェンスで囲ってあり、わりと立派な柿の木がはえていてその隣に、これも割とおおき目な犬舎がありました。

ただ掃除されていないのは一目瞭然で、そこかしこにボロ布がひらひらと風に揺れていました。

首輪も木の枝にいくつか掛けられたまま放置されていて、かつて何匹も飼っていたんだろうと思いました。

わりと大きい犬舎といい、地面の掘り具合といい、大きめの犬種だったのでは?と想像しました。

そして今は使われていないまま放置されているのだと思いました。

ところが犬舎の中から、のっそりと犬が2頭現れたのです。

吠えられるのかと身構えましたが、吠えもせず虚ろな目でこちらを見るだけでした。

 

「おい・・・あんまり見るんじゃない。」

上司に注意されハッとして目をそらしました。

私たちの仕事は、ジロジロと見ていると近所の方に不安を与え、信用をなくしてしまうからです。

そこでの仕事は1日だけでしたが、目の端にそれが映るたびに、胸が痛みなんともいえない悲しみで胸がいっぱいになりました。

衝撃的な話し

帰りの車で上司に言ってみました。

「あれ・・マズいですよね?ろくに掃除もしてないみたいだし。ご飯だってもらってるのか・・。虐待になるんじゃないですか?保健所とか?連絡した方がいいんじゃないですか?」

すると意外な返事が返ってきたんです。

「初めてあそこに行ったとき飼い主がでて来て、こう言ったんだよ。」

なんど来ても同じだ。

「・・どういうことですか?」

「たぶん行政が何度も指導してるんだと思う。」

指導が入っても改善されない?そんなことが・・・。

言葉が継げないでいると更に

「フェンスにかけてあったのは、ボロ布じゃない。死んだ犬の皮だよ。」

会社に着くまで二人とも黙ったままでした。

後日その現場を知る人に話しを聞いてみると、近所の人がいうにはブリーダーのようなことをしているようだと話してくれたそうです。

かわいい子犬が店頭に並んでいるのを想像して、急にむなしくなりました。

全てではないにしろ、かわいい子犬や子猫の陰にこんなことがあるのか・・と。

苦い思いだけが残りました。

せやろがい!おじさんに教えられた

このあいだテレビを観ていたら、せやろがいおじさんがこんなことを言っていたんです。

「各種数値規制て知ってるか~?」

その前に、せやろがいおじさんとは?

榎森 耕助(えもり こうすけ、1987年9月17日 – 、奈良県天理市出身)

主にツッコミ担当。立ち位置は向かって右。血液型はB型。174cm。
天理中学校天理高等学校、2006年18歳の時、進学で沖縄国際大学。高校時代はバスケット部。沖縄の大学を選んだキッカケは、海がある所でとの希望、国語の教員免許がとれる大学と選んだのが沖縄国際大学だった。入学当初はバスケットの指導者になりたかったが、教育実習で、挫折した。
オリジンメンバーのリーダー。2017年9月[1]より、ドローン撮影サービスを展開する「ドローン沖縄」の協力も得て、YouTubeチャンネル「ワラしがみ」を配信。時事ネタをストレートに、壮大に訴える配信を通じて「せやろがいおじさん」としても著名となる[1][2][3]。「せやろがいおじさん」がコントキャラクターであるのか、榎森個人としての訴えなのかは特に決めていない[4]が、デマにならないようにと最低限の取材と個人の思いを反映させている

出典:ウイキペディア

話を戻すと、せやろがいおじさんはリップサービスというコンビのツッコミ担当で、ネコちゃんが大好きらしい。

指紋がなくなるまで、猫カフェでネコちゃんを愛でるのが好きとか。(笑)

そして動物愛護法に興味をもち調べてみると、自分たちの認識とは違うことが次々とわかったらしい。

例えば…各種数値規制

なんの事かというと

なんということ!

そうです…私は10年前のその出来事を思い出したのでした。

あの苦い思いとともに。

そして私も動物愛護法を調べてみると、知らなかったことだらけで驚きました。

まず動物愛護法は、5年に一度見直されるということ。

そして残念なことに、昭和48年に立案されたものから、あまり変化が見られないということ。

では、形だけの法律なのか?といえばそんなことはありません。

もちろん改正に向けて、たくさんの方々が、並々ならぬ努力をされているようです。

その中の一つが

「各種数値規制」なんですね。

あの時の犬の飼い主の

「なんど来ても同じだ。」

というセリフの意味がわかったような気がしました。

なんど指導しても改善されなかったのは、具体的な指導ができなかったからじゃないのか?

指導するにあたり、具体的な数字を示せなかったから、曖昧な指導しか出来なかったんじゃないのか?

そんな気がしました。

あれから10年以上の時間が流れました。

その間の、動物愛護法の見直しは2回されたことになります。

(2019年6月に改正)

少しでも早く(できるならもっと短いスパンで)いい方向に進んでいってくれることを祈るばかりです。

なぜならワンちゃんやネコちゃんに代表するペットたちの時間は、人間よりもはるかに短いからです。

せやろがいおじさんは最後に、こんなことを言ってました。

「なにも動かへんのは、消極的に加担してるのと同じやで~。」

なにをしていいのか分からなかった私も、この現状を知ることができました。

そして10年前に助けてあげられなかったワンコたちの声を、少しでも世間に届けたいと思いました。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

少しでも多くに人たちに、この話しが届きますように。

 

 

 

 

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