猫を飼ったら・・・
- 一緒に寝る
- 帰ってきたらお出迎え
- 呼ぶとニャーンと応える
想像しただけで、かわいいよな~。
水を差すようですが・・・
ネコちゃんに期待するのは、やめた方がいいです。
(きっぱり!)
「飼うなら絶対ネコ!一緒に寝たいから!」
その希望は理解した。
だが、そのつもりはない。
(猫の気持ち)
ポイント!
🐾 寝てくれないの?
🐾 がっかりは、お門違い
🐾 出会った、たった一匹
こんなことを書いています(^▽^)/
猫を飼ったら、ああしようこうしようと、夢を持つのはステキなことです。
でもそれ・・・思い込みとか押し付けになってませんか?
理想と現実
真っ白ネコのゆきむらが、我が家にやって来たとき、私の胸はときめきました。
「腕枕してあげるんだ~。まてよ・・案外お腹の上で寝てたりして。」
「呼ぶと駆け寄ってくるんだよね~。」
「名前・・はやく覚えてくれるといいな。」
小さなゆきむらが、ぬいぐるみと一緒に寝る姿を見て、夢は膨らんでいきました。
ところがお昼寝は、旦那氏の足元。
それ以外は、どこで寝ているのか分からない状態。
夜は知らない間に、ベッドの足元にいて重しになってる。
呼んでも絶対に来ない。
でも、ゆきむらは私のことを呼びつける。
思い通りにならないと、ずーっと鳴き続け、障子に穴どころか襖にも大穴をあける。
高い場所にのぼってから、吐く。
そして脱走・脱走・脱走・・・。
半年たったころには
「猫ってこんなだっけ?飼うの失敗だった?」
と、ゆきむらに振り回されて疲れ切った自分がいました。
私が飼っているのは、猫じゃないのかも
そんな疲れ切った日々を送っていて気づきました。
「家族で私以外、あんまり気にしてない。」
それもそのはずです。
家族で私以外の人間は、今まで猫を飼ったことがないんです。
しかも切実に、猫を飼いたいとか、猫が欲しいとか思ったことがないと思われます。(笑)
先入観がない。
猫に対して、希望も期待もない。
「猫ってこういうんだ~。」
↑こんな感覚で一緒にいたんです。
この感覚すごく大事です。
その後7年経って、サイゾーくんと出会い迎い入れることになります。
が、迎い入れに一番難色を示していたのは私だったんです。
やせ細ったチビ野良猫のサイゾーを、すぐに迎い入れることが出来なかったのも、私に迷いがあったからです。
子供たちにも、旦那氏にも懐いたサイゾーでしたが、なかなか踏ん切りがつきませんでした。
「猫が2匹になるのなんか・・無理。ゆきむらが2倍だよ?ムリ!」
そんな風に怖気づいてしまっていました。
そんな状態が一ヶ月以上続きました。
でもある日、寒さに震えるサイゾーを見捨てられず、迎い入れました。
ところがサイゾーは、ゆきむらとは正反対といってもいいネコちゃんでした。
そっと膝の上にのってくる、大人しい猫でした。
「ゆきむらが・・個性が強いだけだったんだ。」
そう思いました。
そして、どれだけ自分の猫像(?)を、ゆきむらに押し付けていたのか思い知りました。
猫はこうでしょ・・・✖
猫も個性重視・・・・〇
単純で当たり前のことですよね。
そしてサイゾーが来たことで、ゆきむらとの関係も良好になっていきました。
がっかりは猫じゃなくて自分
正直に言いますと
「猫飼って・・・失敗したわ・・・。」
という考えをもっていた私。
本当に最低だと思います。
勝手に妄想を膨らませ、イメージと違うとげんなりしていたんです。
ペット < 自分 という考え方をもっていたんですね。
意識はしていませんでしたが
「私が面倒をみてやってる。」
という感覚はあったと思います。
そういう考えを持っているから、ゆきむらが思うようにいかないと、がっかりするわけです。
そして気づきました。
「そんな風にしか考えられない自分に、がっかりなんだ。」
ネコ缶開けなさい。
でも、ゆきむらは強かったんです。
自分を曲げずに生きていました。(笑)
でもある出来事が切っ掛けで、ゆきむらと通じ合うものを感じたんです。
そして私が、変わっていきました。
ゆきむら < 私 から ゆきむら = 私 になりました。
ゆきむらは、いうことを聞かない猫(ペット)から、ゆきむらという家族に変わりました。
ある出来事とは、サイゾーの迎い入れです。
突然やって来たサイゾーを、威嚇して嫌っていたゆきむら。
えずく(吐き気がする様子)ほど、嫌っていました。
迎い入れると、高熱も出しました。
別室で飼うしかないと思っていました。
ところが熱が下がったゆきむらは、サイゾーを受け入れたんです。
「みんなが受け入れたんじゃ仕方ない。お前を認めるよ。」
そんな風に見えました。
ゆきむらだって家族として、がんばってくれたんですね。
まとめ!
ネコちゃんと一緒のあなたは、そのネコちゃんは想像通りでしたか?
それともゆきむらのように、想像の斜め上をいったでしょうか?
どんなネコちゃんだったにしても、その子は世界でただ一匹のあなたの猫です。
飼い主さんなら分かると思いますが、言葉でのコミュニケーションは出来ませんが、意思疎通はできるんですよね。
どんなにつれない態度でも、自分のことしか考えてないようにみえても、ネコちゃんは飼い主さんのことが好きです。
一緒にいてくれるということは、あなたのことが好きなんです。
あなたが思うような行動をしなくても、一緒にいるのなら、あなたのことが好きです。
猫って思ったより、愛情深いんです。
行き違いがあるとしたら、あなたの勝手な思い込みのせいです。
猫を飼う以上、思い通りになったらラッキーくらいでいった方がいいですね。
思い通りにいかないけど、ずっとそばにいてくれる・・・。
それがネコちゃんです。
あなたとネコちゃんの穏やかな日々が、一日でも多く続きますように願いを込めて。
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