最近…大変なことがあるんだ。
家族以外の人が、突然やって来るの。
ボク最初は、よく分からなくて、すぐ捕まっていたんだよね。
別に、いじめられないし。
撫でてくれるし。
たまに、何故か分からないけど、丸められるけど。
「ねこボール」って呼ばれた。
ある日、お兄ちゃんが
「あの二人が連れてくるチビに気を付けろ。」
なんて言うんだ。
あの二人は、大きいお姉ちゃんと旦那さん。
大きいお姉ちゃんは、ボクが来る前に、この家に住んでいたんだって。
結婚というのをして、この家を出たらしい。
そして二人に、赤ちゃんが生まれたんだって。
それって、あの小っちゃい人間?
お人形みたいで、いい匂いがするんだよ。
温かいし、一緒にくっいて寝ると気持ち良いんだ。
お兄ちゃんだって、この前くっついて寝てたじゃん。
「うるせー」だって。
でもボクは、そんなことすっかり忘れてたんだ。
いつも通り、チビちゃんと寝てたの。
ボクも気持ちよく寝てた。
突然、耳を捕まれてビックリして起きたら、チビちゃんだった。
そのまま離してくれなくて、スゴく痛かった。
大きいお姉ちゃんが「あら、起きたの?泣かなくてえらいね~。」
って言ったけど、ボクは鳴いたよ。
痛かったもん。
「ほらな」って、お兄ちゃんが言った。
「もう一緒に寝られないぞ。危なくてしょうがねー。」
そうなの?一緒に寝られないの?
「そのうちスゲー動くようになるから。もうダメだな。」
エー(゚Д゚)ホント?
お兄ちゃんの言うことは、ホントだったよ。
あのチビちゃん、くるたびに出来ることが多くなった。
ボクが、ご飯を食べてたらハイハイしてきて、ご飯のお皿をひっくり返したんだ。
ちょービックリだよ。
だって、一人で動いてきたんだよ。
人間てスゴイって思った。
お兄ちゃんは「あのチビも、二本足で歩くようになる。オレたちのようには、なれないんだな。」
なんて言ってた。(ゆきむらの認識は→
https://itimatuneko0719.jp/upbringing/)
お兄ちゃんの言うことは、たまに難しい。
だって人間だよ、ボクたちと違うでしょ?って言ったら
「そうだな。」だって。
ますます分かんないよ。
でもチビちゃんには、近づかない方が良いのは分かった。
少し寂しいな。
また一緒に眠れたらいいな。
ある日、またチビちゃんがきたの。
最近は、ヨチヨチ歩くようになった。
危険度がまた上がった。
ボクは、お部屋から逃げた。
でも、しばらくするとボクの好きな音がする。
覗いてみたら、新しい猫じゃらし!
ボクは嬉しくて、飛びついた!
やっぱ楽し~い。
夢中になってたら、お腹とか顔にビシビシ当たる。
痛い!って思って良く見たら、なんとチビちゃんが猫じゃらしを振ってたの。
「チョロちゃん。」
て言って、大きいお姉ちゃんに捕まった。
連携プレーかよ。
チビちゃんが迫ってくる。
ボクは、チクちゃんがどうしてるのか気になった。
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