サイゾーくん!また鼻の頭が切れてる!
鼻が乾いてるの?大丈夫かな?
いちまつネコです。
どうりで痛いと思った~。
でも、体調はいいんだよ~。
大丈夫かいな~(笑)
今回は「猫も風邪ひくの?」「猫の鼻は湿ってないとダメなんじゃない?」
ということにお答えしてます。
猫風邪ってあるの?
あります!
一般的に「ヘルペスウイルス・猫ウイルス鼻気管炎」「カリシウイルス・猫カリシウイルス感染症」と言われるようです。
ヘルペスウイルス
感染経路は、症状があるネコちゃんとの接触です。
(一度かかったネコちゃんは症状がない場合もあり。)
くしゃみ・鼻水・涙目(結膜炎ふくむ)・発熱などを引き起こします。
だいたい3~4日でピークになり、その後一週間くらいで回復します。
本当に人間のかぜの症状と似ていますね。
(人や他の動物には、ウイルスの型が違うのでうつりません。)
治療は抗生剤や抗ウイルス剤をつかって治します。
一度かかると免疫を持ちますが、ウイルスは死んでしまうわけではなく神経細胞の中に潜んでしまうそう。
ということは、元気があるときは大丈夫ですが、免疫力が下がったときやストレスを受けたときに活動を開始します。
でも一度かかったネコちゃんは免疫をもっています。
なので悪化することはありませんが、症状なしでほかのネコちゃんに移してしまう可能性があります。
カリシウイルス
感染経路は、この病気にかかっているネコちゃんとの接触です。
(一度かかったネコちゃんは、ウイルスをわずかながら体外に排出しつづけます。)
涙目(結膜炎ふくむ)鼻水・鼻や口の中くちびるの潰瘍・肺炎・発熱などの症状がでます。
ただ人間のインフルエンザのように、そのときに流行る型があるようです。
治療は基本ヘルペスウイルスと同じ方法です。
3日くらいの潜伏期間の後、発病して2週間くらいで回復します。
このウイルスは、ヘルペスウイルスより強いので、洗ったりアルコール消毒では死にません。
ブリーチかホルマリンでしか死滅しないそうです。
もし自分のネコちゃんがかかってしまったら、使っていた毛布などは一度ブリーチにつけてから洗った方がいいですね。
予防接種あります!
もちろん予防接種があります。
健康診断を受けにいった方は、たぶん3種混合の接種をしたと思います。
3種混合は猫汎白血球減少症・ヘルペスウイルス・カリシウイルスに対応するワクチンです。(費用は3,000~5,000円くらい)
完全室内飼いであれば、3種混合で大丈夫だと思います。
なのでヘルペスウイルス・カリシウイルスの抗体はあるので安心です。
(老猫ちゃんや子猫ちゃんなどは、重症化しやすいので注意が必要)
猫の鼻は健康のバロメーター
「猫の鼻は湿っているもの。乾いていると、調子が悪い証拠だよ。」
なんて聞いたことありませんか?
だれから聞いたのか定かではありませんが、私はそう思っていました。
でもこれ根拠はないそうです。(でしょうね。w)
正常時は鼻腔内の腺からの分泌液で、適度に湿っているようです。
でも、日向ぼっこしたり今の時期だと、コタツに入ったりヒーターのそばにいたりして乾いてしまうこともあります。
サイゾーくんはわりと冬場は乾燥しやすくて、ときどき鼻先が乾燥で切れてしまうことがあるんです。
(痛そうです。)
鼻先は大事な器官なので、なにか余計なものを塗ったりしない方がいいかなと思い、なにもしていません。
でも2~3日で治ってるので、大丈夫かなと思っています。
それにネコちゃんの鼻先は鼻紋といって、人間の指紋に当たるそうで個体によって違うらしいです。
これってスゴイですよね?
まぁ、データをとってる人がいるかは謎ですけど・・・・。
猫風邪って実はこわい?まとめ
猫風邪の種類
- ヘルペスウイルス(猫ウイルス鼻気管炎)
- カリシウイルス(猫カリシウイルス感染症)
感染源・潜伏期間
- ヘルペス・・・発症している猫との接触・3~4日で発症
- カリシ・・・発症している猫またはキャリアの猫との接触・約3日
治療法
- どちらも抗ウイルス剤や抗生剤をつかう治療。
(処方されたお薬を飲みましょう。ということです。)
予防法
- 3種混合のワクチン接種をうける。
(完全室内飼いの場合。費用は3,000~5,000円くらい)
猫の鼻は健康のバロメーター
- 鼻先が湿ってるから健康・乾いてるから不健康ではない。
- 日向ぼっこやヒーターの風でも乾いてしまう。
- 人の指紋にあたるネコの鼻紋は、個体によって違う。
ネコ風邪といわれるものは実は、ウイルス性の感染症なのには驚きました。
(獣医さんには風邪という病気じゃなくて、風邪という症状だといわれました。ちょっと難しい💦)
完全室内飼いなら3種でも大丈夫だと思いますが、カリシウイルスのすべての症状を抑えたい方や多頭飼いの方などは7種混合などもあります。
またペット保険に加入している方や、これから加入を考えている方はワクチン接種は必須です。
ワクチンの接種などをしないと、ワクチンで予防できる病気を“予防しなかった”場合は補償の対象外となるのです。
ひとことで風邪といっても、人と猫では根本的なことは違っていますが、こわい病気に違いありません。
ちまたでは、こわい風邪が流行ってきてるようです。
これを機会に、ちょっと風邪ついて考えてみました。
お互い健康で健やかな日を、一日でも多く送れますように・・・。
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