ゆきむらが匂うようになった。
「オカン、ゆきが臭いよ。」
ゆきむらの異変に気付くのは、けっこう三女が多いんです。
なんだかんだ言って、スキンシップを一番とっているんでしょうね。
やっぱり・・・そうよね・・・臭いよね?
「なんか痩せた感じもするよ。」
う~ん・・・そうよね。でも、猫缶は一缶ぺろっと食べるんだけど。
カリカリは、またワガママが始まって、最近食べないけど。
「熱はなさそうだけど・・・。」
そんなこと分かるの?
「わかるよ。フーフー苦しそうに息するし、耳がすごくピンク色になるもん。」
我が家の娘たちは、それぞれ猫に対して得意分野があるようです。
三女なんか最近まで、ゆきむらが下に見ているのは明らかな態度とられていました。
ゆきむらを見ていると、家族にカーストを当てはめている感じがありました。
トップは、もちろん自分。並びに旦那ちゃん。(何故なのかわかりません。)
その下に、長男と次女。(長女がランク外の訳https://itimatuneko0719.jp/unsolicited/)
そして私。
すごく納得がいきません。ご飯も、トイレも、遊ぶのも
私が一手に引き受けていると言っても過言ではないのに。
「きっと、そういう態度が透けて見えるからなんじゃない?」
三女の適切な言葉に、言い返せない。
でも、三女は私の下。
サイゾーと並んで一番下。
しかしこの位置って、考えようによっては、守ってやるべき存在という認識なのかもしれません。
となると・・・考えるのやめよう。
そんな尊大なゆきむらですが、もともと余り、鳴かない子なんです。
人間でいえば、無口なタイプだと思います。
だから、具合が悪いから鳴かなくなるとか、鳴くようになるとか、変化が分かりにくいところもありました。
それから数日様子を見ましたが、特に具合が悪そうではなかったんです。
しかし体臭が酷くて、これはおかしいということになり病院に連れて行きました。
診断は、口内炎。
正直、困ったとは思いましたが、深刻に考えませんでした。
ところが先生の話を聞いていくうちに、これは大変な病気だと思いました。
まず完治は難しいということです。
口内炎にもいろんなタイプがあるようですが、ゆきむらの場合は潰瘍性口内炎という病気でした。
このタイプは、原因がはっきりしないらしいのです。
ゆきむらは子猫の時に、血便が出たりする子だったので、猫エイズや白血病などが疑われ検査をしたことがあります。
幸いどちらも陰性だったので、ホッとしました。
しかし今回の口内炎で、やはり持って生まれた系統というんでしょうか・・・そんな気がしました。
「白猫に多いのかもしれないね。」
先生もそんなことをおっしゃいました。
診断から1年経ちました。
ゆきむらは、二か月に一度くらいの間隔で投薬治療をしています。
薬の効果は、二週間程度なので、なかなか上手に乗り切っています。
今日も、猫缶の下に隠した乳酸菌入りのちゅーるを避けるように食べてます。
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