ゆきむらは口内炎を発症しています。
最近では「虫歯よりも歯周病の方が悪い」
なんて常識のようになっていますが、それは人間の場合なんて考えがちです。
とくにネコの場合は「虫歯にならない」
と言われているので、気づくのが遅くなったりします。
このブログにきてくださった方が少しでも、ペットの異変に早く気付いたり
注意喚起になればいいなと思い記事にしてみました。
口内炎
ゆきむらが最初に口内炎の症状をみせたのは、約2年前です。
朝と夕方に食事を摂る習慣だったのに、こまごまフードを欲しがるようになりました。
一度に食べる量が減って、そのせいで回数が増えたんだと思います。
でもその時は、好き嫌いが始まったのかと、あまり気にしていませんでした。
ただお皿の周りが汚れるようになり、食べこぼしが多いな・・・とは感じていました。
今考えれば、カリカリが口の中に当たって痛くて、顔を振って食べていたんだと分かります。
そうしているうちに、体臭がするようになってきたのです。
この時点でようやく「様子がおかしい」と気づきました。
宣告
病院に連れていくと「口内炎」と言われました。
このときは正直、「大したことなくて良かった。」なんて考えていました。
薬を処方してもらえば大丈夫なんて軽く考えていたのです。
診察のときに先生が、口の中を見せてくれたのですが
顎関節の部分が赤く腫れあがっていました。
熟れたプチトマトのようなそれを見て、もの凄く心配になりました。
そして説明を聞いていくと、人間の口内炎とは全く異なる
厄介な病気であるということが分かってきました。
- 完治はしない。
- 炎症を起こしたら、注射で抑える。
- 食べが悪くなったら、注射を打つ。
- 効き目は2週間程度(個体差あり)
そして先生もハッキリとはおっしゃいませんでしたが
あまり注射を打たない方がいい・・・というような話もされました。
(これは2年後に、ハッキリと理由がわかるようになります。)
ただ現在の治療法では、最善の方法であるということでしたし
そもそも注射をしなければ、口内炎は悪化し食べられなくなるのです。
この時点で、やっと口内炎の恐ろしさに気づきました。
みるみる回復
注射をしてもらうと、次の日にはよく食べるようになっていました。
体臭もなくなり、10歳くらい若返ったように見えるほどでした。
(それじゃ0歳ですけどね)
食事のサイクルも、朝と夕方にもどり一安心していました。
効き目が2週間と言われていましたが、最初の頃は2ヵ月近くもっていました。
1年以上2ヵ月サイクルでした。
それが1ヵ月になり、そのころから痩せてきたように思います。
この頃には、注射をしても食べ方が劇的に戻ることがなくなり
体臭もあまり軽減することがありませんでした。
口の周りのよだれが酷くなり、口元を後ろ足で掻くようになりました。
たぶん痛痒かったんだと思います。
サイゾーが側に行くと「シャー!」と、威嚇することもありました。
ドライフード(カリカリ)も食べづらそうだったので
ウエットフード(ネコ缶)ばかりでした。
小さなサイン
今になって思い返せば、小さなサインはたくさん出ていました。
それを私は、大事と捉えることが出来ませんでした。
本当に悔やまれて・・・申し訳なくてなりません。
どうか今そばにいるネコちゃんの様子を注意してみてください。
いつもと違うところはありませんか?
- 食事の仕方が変わってきた。
- 食べこぼしが多い。
- 顔を左右に振るように食べる。
- 何か歯に挟まったようなそぶりをする。
- 体臭が強くなった。
- 口の周りが汚れる。
- 食べる量が減った。
- 怒りっぽくなった。
- 元気がない。
- 口臭が気になる。
口内炎だけでも、こんなサインがありました。
病院に通っていて気づいたことは、口内炎のネコちゃんは少ないです。
腎臓病のネコちゃんは多かったのですが、それに比べると口内炎は少なかったです。
でも確実になりやすい病気ではあるのです。
小さなサイン・・・見つけてあげてください。
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