う~ん・・シトラスのいい香り~。
いちまつネコです。
お母さん・・・くさいよ。
ボクその匂いも、歯みがきの匂いもキライ~。
そうなの~?
じゃあ何の匂いならいいの?
一日中はいてた靴下のにおい
・・・うそ・・・・
今回は「アロマってペットに良いの?」「アロマとの相性」を記事にしました。
アロマってペットに良いの?
アロマってずいぶんポピュラーになりました。
インテリアとしてだけではなく、柔軟剤にも配合されたりして、身近にアロマという言葉を聞くようになりました。
みなさんはアロマに対してどんなイメージを持つでしょうか?
アロマとは?
こう聞かれると、ちゃんとした答えを言えなかった私。
なのでちょっと調べてみました。
植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)
花の香り。フルーツの香り。森の香り。など
出典:日本アロマ環境協会
なるほど~体に良さそうです。
アロマテラピーというのも有名ですし、実際アロマテラピーは歴史が古いんですね。
私は田舎育ちなので小さいころ近所のおばあちゃんが
「頭が痛いから、こうやくを貼ってきた。」
というセリフを覚えているんです。
頭に貼っていたのは、今でいえば湿布薬です。
当時はトクホンとかサロンパスという商品名を指していたと思います。
なぜこうやくというのかは、ずっと謎でした。
大人になってから、こうやくは膏薬と書くということを知りました。
膏薬を説明すると話しが脱線しまくるので、ここでは割愛しますが要するに貼り薬のことを指していたようです。
そしてアロマの起源を調べると、こうやく→香薬という言葉がでてくるんです。
(偶然だとは思いますが、不思議だなぁと思ってしまいます。)
アロマは薬の原料として使われていたのが始まりのようです。
アロマとの相性
私たち人間に良いアロマ。
それならばペットたちにも良いのでは?
答えは「NO」です。
基本的に植物の香りは、動物には毒になります。
わかりやすいもので言えば、蚊取り線香は除虫菊・樟脳(しょうのう)はクスノキから作ります。
「でも、森には動物がたくさん住んでいるし、人間は森林浴が体にいいっていうよね?」
森にいる草食動物はそのために、肝臓の解毒能力が高いのです。
人間が森林浴が体にいいというのは、フィトンチッドという植物が出す揮発性の化学物質の殺菌効果で、有害な微生物をころしたり空気を浄化しているので体にいいと言われています。
食べるもの
アロマと相性がいいのは、草食動物・人間・犬でしょうか。
猫やフェレットにはアロマは厳禁といわれています。
草食動物のように、肉食動物のネコやフェレットは解毒ができないためです。
人間や犬は雑食なので、適量であればアロマの効果は得られます。
しかし人間でも北極圏の氷原で暮らす民族には、森林浴で得られるフィトンチッドは体に悪影響をもたらすと言われています。
これは食生活の違いで、この民族は肉食になっているからだと思われます。
アロマのメリット・デメリットまとめ
アロマというのは
植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)
のこと。
アロマテラピーというのは
アロマを使って、美と健康に役立てる自然療法のこと。
アロマテラピーに向いてる動物・向いていない動物
向いているのは人間や犬。
人間はポピュラーだけれど、ワンコはまだ歴史が浅いので、専門家の指導の下で試した方がいい。
向いていないのは猫やフェレット。
完全肉食動物には、植物が持つ毒を解毒できない。
人間でも完全肉食に近い北極圏の民族は、森林浴などでえられるフィトンチッドは毒になる。
人間の生活ではアロマは生活に浸透しています。
でもペットたちには、喜ばれないだけではなく危険な一面もあります。
アロマが大丈夫なワンコでも、まだどれだけの効果が得られるのかはデータが足りていないようです。
生活にアロマを取り入れるときは、ペットであるワンコやにゃんこの反応をよく見てあげた方がいいですね。
私たちよりも鼻がいいので、香りには敏感ですから、苦手な匂いだとストレスを与えてしまうことになります。
アロマが置いてある部屋に入りたがらない、近寄らないなんて行動があったら、それは匂いが苦手な可能性もあります。
とくににゃんこは柑橘系精油などに含まれる物質は、体外に排出できないので蓄積してしまうそう。
これでは肝臓や腎臓にダメージを与えてしまいます。
リラックスできるし安心安全なアロマと考えられていますが、ペットたちには十分配慮してあげたいものですね。
参考資料:日本アロマ環境協会・ペットアロマウェルビーイング協会・ビックコミックオリジナル「しっぽの声」
写真:ぱくたそ
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