うちの子も7才。
老猫の入り口よね。
そんなこともあって、一人じゃかわいそうだから、もう1匹飼おうかと思ってるの。
迎い入れの注意ってある?
迎い入れの注意は、いくつかあります。
我が家のサイゾーの、迎い入れ時の失敗を参考にお話ししますね。
我が家には、気難しいゆきむらがいました。
私たち家族と、対等だと思っていた節がありましたね~。
ポイント!
🐾 もう1匹は必要?
🐾 ストレスサイン
🐾 先住ネコが一番いい子
こんなことを書いています(^▽^)/
リードに繋がれて、庭遊びをしていたゆきむらは、突然キジトラの子猫に気に入られたのでした。
運命の出会い(笑)でした。
一人はさみしい?
ネコちゃんも3歳くらいになってくると、行動に落ち着きもでてきて、暮らしぶりも安定してきます。
家中で暴れまくっていたゆきむらも、時々しか脱走しなくなり(笑)落ち着いてきました。
飼い主である私も、ゆきむらの扱いもわかってきて、穏やかな日を送っていました。
そんな日々の中で、あるときから
「もう1匹ネコがいたら、ゆきむら嬉しいかな?」
という考えが浮かんでくるようになりました。
庭にネコちゃんが遊びに来ると、なんとなく一緒にいるし。
そのネコちゃんが帰ると、後を追うような仕草をするし。
なんとなく、もう1匹いれば嬉しいのかな?と思ったんです。
↑これ・・・大きな誤解だったんです。
誤解と失敗
そんな様子を見かけながらも、さらに月日は流れました。
ゆきむら7歳のときに、サイゾーと出会います。
庭で遊ぶゆきむらに突然懐き、コバンザメのようにくっついて離れなくなりました。
当然ゆきむらは嫌がり、威嚇をしたりネコパンチをおみまいしたり・・・。
まだ子猫だったサイゾーがかわいそうで、ゆきむらを叱ったりしていました。
1ヶ月も、そうしていたと思います。
その間、ゆきむらは一貫してサイゾーを嫌がっていました。
やがて日が暮れると、寒さが厳しくなる季節になってきました。
このままでは、サイゾーが死んでしまうと思い家に迎い入れました。
おいで・・大丈夫だよ。
この時の私の気持ち
- 嫌がっていたとはいえ、1ヶ月も一緒にいたんだから大丈夫でしょ。
- ゆきむらだって、仲間ができれば嬉しいはず。
- 男同士だから、上手くいくはず。
この時のゆきむらの気持ち
- イヤだって言ってるのに、わかんないの?
- 仲間欲しいって言いました?
- 男は縄張りが大事なの!
■ 嫌がっていたのに、その気持ちを無視した。
■ ゆきむらが3歳くらいのときの記憶で物事をみていた。
■ 子猫を優先してしまった。
■ 知識が足りなかった
「ゆきむらのため」
といいながら、ゆきむらの気持ちを無視していたんです。
「子猫をかわいそうだと、ゆきむらも思うはず。」
どうしてそう思ったの?と過去の自分に聞きたいです。
「お兄ちゃんなんだから、我慢しなさい。」
典型的なダメ母ですね・・・。
「遊びに来ていたネコの後追いしたもんね。」
いつの話し?俺はもう人間で言えば44歳だよ。
「2匹くらいは全然OKでしょ。」
根拠は?迎い入れの勉強してよ。
反省しろ!
迎い入れの前の注意点
私の失敗から見える注意点はコチラです。
参考にしてください。
■ 先住ネコちゃんの歳は、若い方がいい。
■ 先住ネコちゃんの性格を考える。
- 好奇心強め、来客があっても隠れない
- 物怖じしない。
- ヤンチャなところがある。
こういう性格の子は、多頭飼いに向いている。
■ 先住ネコちゃんは、仲間が欲しいとは思っていない。
若い方がいいというのは、まだ縄張り意識がそんなに強くないので馴染みやすいということです。
ネコちゃんは縄張りが大事なので、自分の縄張りに勝手に入るものは徹底的に排除します。
縄張り=エサが豊富・安全に過ごせる場所なんですね。
なので基本、仲間が欲しいとは思わないんです。
それでも来客があっても、隠れたりしない子は受け入れてくれやすいかもです。
家が縄張りなので、家族も縄張り内の監視対象なんですね。
そこに来客なんて、見たこともない人がきたら・・・。
こういう事象に対して、自分から確かめる子は前向きに受け入れをしてくれる余地があります。
でも反対に隠れてしまう子は、ストレスを抱えやすい子だと考えられます。
知らない人は苦手~
ストレスサイン
なんだかんだ言って、私の勝手な思い込みと自己判断で、サイゾーを受け入れてしまいました。
その結果どうなったかというと、ゆきむら寝込むという事態に。
こんな事態になって初めて
「もしかして・・・本当にイヤだったの?」
と大きな後悔をします。
でも迎い入れたサイゾーを、再び野良猫に戻すことはできません。
悩みぬいた結果、ゆきむらは子供部屋がある2階、サイゾーは1階で生活するようにしました。
無理を押し通した結果、自分が思い描いたゆきむらとサイゾーの仲良しな暮らしは露と消えたのでした。(泣)
さらにゆきむらは、なんと1週間も寝込んでしまったのです。
2階に様子を見に行くと、弱々しくにゃ~と鳴いて甘えるゆきむらが可哀想でかわいそうで・・。
「ゆき・・ごめんね。本当にごめんね。」
と頭をなでながら、謝ることしかできませんでした。
見逃さないでストレスサイン
私がいうのも何ですが・・・ストレスサインはこんな感じです。
✔ 新入りネコちゃんを威嚇する。
✔ ケンカになる。
✔ 食欲が落ちる。
✔ 怒る以外は元気がない。
✔ 毛づくろいを執拗にするので禿げる。
あともう一つ
✔ 熱を出す。(泣)
こんな症状があったら、一緒にしないことです。
別の部屋で飼うようにする必要があります。
知人の家の先住ネコちゃんは、家を飛び出して帰ってきませんでした。
ストレスサインをみつけたら、早めに対処しましょう。
(どの口で言う💦)
迎い入れのポイント
失敗しないためには、徐々に慣れさせる必要があります。
ステップ1】迎え入れ1〜3日目:新しい猫と先住猫は別の部屋に
新しい猫を連れて帰宅後、あらかじめ決めておいた、先住猫と接触しない部屋の生活スペースに新しい猫を入れます。新しい環境にビクビクしているところに、先住猫と対面させないのはもちろん、飼い主さんも猫の食事やトイレ、部屋を自由に歩かせる時間以外は、極力構わず見守ってあげましょう。
しばらくは、先住猫を別の部屋やケージに入れて新入り猫に探検させてみましょう。【ステップ2-1】迎え入れ4〜19日目:対面前にニオイの交換をする
対面をスムーズに進めるポイントは対面前の「お互いの猫のニオイを混ぜ合わせること」です。
対面前に、2匹の猫のニオイを交換しておくと相手の情報を知ることができて対面がスムーズに進みます。1. 猫の顔周りをなでて、手にニオイを付けます。
2. その手を先住猫の体に擦り付けます。この逆も行いましょう。
3. 布で覆ったケージ越しに初対面させると、ニオイを先に交換することで相手の情報を知ることができてお互いに安心できます。猫が嫌がったときには、お互いのニオイ付きの布を交換することから始めるのもおススメです。
【ステップ2-2】迎え入れ4〜19日目:ケージやキャリーケース越しに対面させる
先住猫もふだん通りで、新しい猫も落ち着いて食事や排泄ができるようになったら、ケージやキャリーケース越しに対面させましょう。1日5分から初めて時間を徐々に長くして。先住猫が逃げても無理強いはしないでください。
こうして威嚇などが見られなくなったらステップ3へ。【ステップ3】迎え入れ20〜34日目:飼い主さん立ち会いのもと直接対面へ
新しい猫のワクチン接種も済んで、2週間以上経ったら、飼い主さん立ち会いのもと、直接対面させましょう。猫同士を無理にはくっ付けずに自然に任せ、威嚇などがなければ対面の時間を徐々に伸ばします。1〜2週間で、「相手を警戒せずにすれ違う」、「相手をなめたり体を擦り付け合ったりする」、「同じ部屋でも安心して眠る」、「遊びを仕掛ける」のうち、どれかひとつでもこのような様子が見られたら、本格的に合流させてもいいでしょう。
まとめ!
我が家の場合は、私の勉強不足と勝手な思い込みで大大大失敗でした。
ゆきむらが1週間も寝込むなんて、大変なことになりました。
その後、1週間寝込んで復活したゆきむらは、すっかり元気になりました。
そして自分の、本来の縄張りである1階に行きたがりました。
1階にはサイゾーがいます。
迷ったのですが、あまりにも行きたがるので行かせることにしました。
走って1階のお気に入りの場所に行くと、サイゾーが日向ぼっこをしていました。
「ケンカになるな・・」
と思いましたが、ゆきむらはサイゾーの毛づくろいをしたんです。
思わず涙がでました。
寝込んでいた1週間で、ゆきむらなりに考えて納得してくれたんですね。
ゆきむらには感謝です。
外を眺める ゆきむらとサイゾー
迎い入れは、先住ネコちゃんの気持ちを考えてしてくださいね。
完了したら、それは先住ネコちゃんが頑張ってくれたことです。
先住ネコちゃんを敬ってあげましょう。
あなたが私のように失敗しませんように、願いを込めて。
コメント