ネコのネットワーク

ネコの不思議

オレは、11歳になる。

人間の歳に換算すると、60歳~70歳くらいらしい。

この計算法も、人間が考えたものだから、いろいろやり方があるらしいけど。

まぁ60歳として、そこそこ人生(猫生)のことも、分かっている。

室内飼いだからわかる訳ないって思ったら、大間違いだ。

ネコのネットワークをナメチャいけない。

どこそこの家に、子猫がいるとか引っ越したとか、最近見ないとか・・・。

とにかく情報は結構入ってくる。

ところが、ここ最近めっきり情報が少なくなってきている。

とにかくいつものネコルート(20mくらい続く塀)をネコが通らない。

1ヵ月に数回通るくらいだ。

この間は、珍しくうちの庭まで入ってきたネコがいた。

うちのチビネコによく似たキジトラだった。

チビはちょっと驚いて、オレの後ろにいた。

「こんなところまで来てたのか。」

そのネコも驚いたように言っていた。

「飼い猫になったのか?」

「・・・・うん・・・みんな優しいよ。ご飯も美味しいし。」

網戸越しに、チビとチビにそっくりなネコは、鼻先をくっつけて話しをしていた。

「あら?お友達?サイゾーくんにそっくり!」

お母さんは能天気に割って入る。

チビにそっくりなネコは、もう庭の端っこまで行っていた。

「また来てね。」

チビが言うと、一回振り向いて帰って行った。

「兄弟か?」

「うん・・・」

チビネコはしばらく庭を見ていた。

まあネコ缶の開く音が聞こえるまでだったけどな。

人間だけじゃないネコも変わる

そうだな・・・ここ5年で変わった。

勘違いしないでもらいたいけど、最近の若いものとかそんな話しじゃないからな。

うちのチビネコ(サイゾー)が来た頃が5年前。

その時は、まだ仲間のネットワークはあった。

でも今考えてみると、オレが来た頃より減っていたんだと思う。

オレがチビのころは、頼んでもいないのに、おっさんネコが世話を焼いてくれた。

毎日やってきては、ケンカはなるべくしない方がいいだの、飼い猫らしくしろだの、今考えると世話好きなおっさんだったんだな。

それに夜になって庭にネコたちが集まり(5~6匹くらい)顔を見に来たこともあった。

まあオレはずーと離れた場所から来たから、どんなヤツか見に来たんだろうけど。

そんなわけでチビに出会った時も、多少は面倒見てやった。

まさか一緒に住むことになるとは思わなかったけどな。

そう考えると、おっさんネコのおかげで、チビネコ(サイゾー)にも好かれたような・・・。

いいのか、悪いのか・・・ちょっと悩むけどな。

そうなんだ・・・おっさんネコみたいなヤツがいなくなったんだ。

ここは住宅地だから、隣の家との間に塀があるんだけど、そこはオレたちネコの通り道に最適だった。

そもそもオレたちネコは、高い場所が好きなんだ。

寝るのだって本当は、高い場所がいい。

だから、塀の上を歩くのは得意だし、最適なんだ。

そこをいろんな猫たちが通っていたんだけど、とんと最近は見ない。

通る猫たちも、時間帯を変えて何種類も通った。

でも今は、ひと月に一度通るか通らないか・・・大げさじゃない本当に激減した。

人間から見ると、良いことらしい。

それは、室内飼いのネコが増えたということでもある。

ネコは自由にさせないと可哀想という発想は、間違っている。(らしい)

室内飼いでも、ストレスを感じることはないという考え方が浸透してきたということだ。

それはオレにも分かる。

ノラ猫が減ったということも、オレなりに良かったと思う。

聞いた話では、犬よりネコの殺処分の方が多いらしいからな。

でも、ネコのネットワークが無くなってしまうのは寂しい。

他の方法を考えなきゃな。

なんて思っていたら、動物病院で情報収集できたりした。

それも犬の話しも聞けたりする。

なんか病院で世間話なんて、人間臭いよな。

 

 

 

 

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