トイレットペーパーもマスクも市場に出るようになってきたね。
でも消毒用のアルコールがね~。
いちまつネコです。
ボクは、ずーとステイホームだから関係ないけどね。
この先しばらくは、手洗いうがいは続けた方が良さそうです。
でもアルコールは品不足が続いていますね。
そこで今回は「アルコール消毒液や次亜塩素酸水って手作りできる?」「市販のアルコール除菌液は安心?」を書いています。
手作りできる?
除菌効果が高いと言われている、アルコール消毒液と次亜塩素酸水。
どちらも手指についても安全だといわれています。
そして手作りは可能です。
次亜塩素酸水
次亜塩素酸水は、製造する高価な機械と知識が必要になります。
本業で精製したことがある方や、科学知識がある方なら買ってでも作るのは分かりますが現実的ではありませんね。
ところが調べてみたら、除菌水の素という顆粒状のものも売っています。
ちょっと手間がかかりますが、専用の機械はいりません。
いろいろ注意点がありますが、コスパはいいですね。
「手作りしたいなぁ」と思っている方には、顆粒状のものがおススメですね。
ただし作り方は割と簡単ですが、きちんと量って希釈することと保存方法を間違わないことがポイントです。
用意するもの
- ビニール手袋
- 原液保存用の遮光性の高いボトル500ml(缶はNG)
- 希釈用1ℓペットボトル
- ゴーグル
- 持ち歩き用 スプレーボトル
- 気になる方は精製水(純水・ミネラルウォーター)
- スケール(はかり)
つくり方
- 除菌水の素を1gを量る(専用のスプーンが付いていますが、念のため)
- 1ℓの希釈用ペットボトルに、量った粉を入れる。
- 500mlのきれいな水(ミネラルウオーター・純水・精製水)をボトルに入れて振って溶かす。
- 原液の完成。保存用のペットボトルに入れて完成。
- あとは用途によって、記述通りに更に薄めたりして使用する。
保存や使用には注意点があります。
なんで保存用は遮光性なの?
紫外線に弱いからなんだよ。
でも、家庭内の電灯やLEDなんかには平気だよ。
缶で出来たボトル(コーヒーとか)は何でだめ?
金属を溶かしたりする腐食性の力は弱いけど
無いわけじゃないから念のためにね。
持ち歩き用のスプレーボトルは何でもいい?
そうね~ただ、1プッシュで量が出るものがいいな。
有機物に触れると、すぐに水に変わっちゃうから量で勝負よ。
光が当たらない場所なら冷蔵庫がいいんじゃない?
寒いのは苦手なの。
あったかい方が好きだけど、常温で充分だよ。
アルコール消毒液
こちらの方がポピュラーですね。
もちろん手作りできます。
ドラックストアなどでこんなボトルを見ませんか?
参考資料:掃除サイトMEGUMI
消毒用と書いてあるものは、そのまま使用できます。
無水エタノールとエタノールは、希釈しなくては使えません。
こちらも作り方はシンプルですが、容器に注意が必要です。
用意するもの
- ビニール手袋
- 希釈用ペットボトル1ℓ
- 気になる方は精製水・純水
- 持ち歩き用などのスプレーボトル
つくり方
- 無水エタノール400mlを希釈用ペットボトルに入れる。
- そこに精製水(または純水)100mlを加える。
- 混ぜて完成。
- ペットボトルからスプレータイプのボトルに移し替える。
*エタノールの場合は、415mlで精製水は85mlです。
保存には注意点があります。
スプレーボトルは何でもいい?
ポリエチレン(PE)
ポリプロピレン(PP)
ポリ塩化ビニル(PVC)
が良いかな?
どうして?
ポリエチレンテレフタレート(PET)
ポリスチレン(PS)
はアルコールに弱いから溶けちゃうんだよね。
無水エタノールとエタノールって何がちがうの?
含まれるアルコールが違うんだよ。
無水エタノールは99,5%以上
エタノールは95,1~96,9%なんだよ。
消毒用エタノールと消毒用エタノールIPの違いは何?
まず値段が安いのは、消毒用エタノールIP。
なぜかというとIPだけは酒税がないの。
あとはもとが発酵アルコールだから、酒税がかかるんだよ。
えっ?じゃあIPはアルコールじゃないの?
大丈夫・・アルコールだよ。
ただイソプロパノールが添加されてるから飲用できないよ。
もちろん他のエタノールも飲用しないでね。
口に入っても大丈夫だよっていうだけだからね。
無水アルコールと消毒用アルコール
上でも説明した通り、販売されているエチルアルコールには4種類あります。
- 無水エタノール
- エタノール
- 消毒用エタノール
- 消毒用エタノールIP
大きく分けて無水エタノールとエタノールは、アルコール度数が高いので希釈しないと使えません。
そして消毒用エタノールとIPは、消毒用に希釈してあるので薄めず使えます。
ちょうどいい濃度
「アルコール濃度が高い方が、除菌力が高いんじゃないの」
って思いませんか?
私は思っていたんですけど・・・。(笑)
ところがアルコール度数が高いと、除菌を完全にする前に揮発してしまうんですね。
手指用アルコール消毒は、15秒~30秒と言われています。
アルコール濃度が高いと、それよりも早く揮発してしまうということなんですね。
そして肌に対する刺激も強くなります。
除菌もして肌刺激も最小に抑えたものが、アルコール濃度70%~80%のものです。
市販のアルコール除菌液
そもそも品不足なんですが、市販のアルコール除菌液の効力を調べました。
なぜかというと
「アルコール濃度は、いくつなのかな?」とボトルの後ろを見たからです。
「・・・・どこにも書いてない。💦」
そうなんです。
目を皿のようにしても、アルコール濃度についての記述はないんです。
調べてみると、量販店で販売されているメーカーは60%以下のものが多数でした。
つまりアルコール消毒液としての除菌力は弱いということになるんですね。
「えっ!だまされた。」
と思うかもしれませんが、よく注意書きを見ると小さな字で
*すべての菌にあてはまるわけではありません
と書いてあります。
独身の頃(今から30年前w)
「結婚式のケーキカットって、ナイフを入れる部分だけ本物のケーキなのよ。」
って聞かされて
「え?そうなの?本物は一部分だけなの?全部じゃないの?」
っていうくらいのショックは受けましたよね?
私は受けました。(笑)
そうです・・・私たちが勝手にすべての菌が除菌できる!と思っていただけなんですね。
(理解はしたけど、納得はできない感じですけど)
まとめ
今回は品不足を考えて、手作りできる消毒液と除菌水を紹介しました。
ところがひょんなことから、あんなに群がって購入していたアルコール除菌剤は
期待していた物とは、ちょっと違うようだということがわかりました。
濃度がしっかりしたものは、ネットでも手に入りにくくなっています。
私たちができることは、手洗いうがいをきちんとして生活することです。
消毒液や除菌液が品不足ないまこそ、少しのコストで充分な量を家族間で用意できるならその方が良いのかもしれません。
ただ過剰に購入に走るのは、結局、自分たちの首を絞めることになりますから、適量を購入するマナーは必要ですね。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。
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